こんにちは、バスト美容家 中村ひろ美です。
女性のライフステージにおいて、バストが大きく変化する時期といえば成長期と妊娠・授乳期。特に授乳期前後ではバストのサイズや形が大きく変わることから、改めてバストに意識の向く女性も多いのではないでしょうか…
今回はバストのお悩みも多くなるママのためのバスト美容について、お届けしたいと思います。
授乳期を経たバストが大きく変わる理由とは
授乳期を経たママたちの多くが感じる『バストのそげ感やしぼみ』。バスト上部が削げて、滑り台のようになったとの例え話を良く伺います。
そのような変化が出てしまう原因の1つがバストサイズの変化なんです。妊娠・授乳に伴うバストの変化には個人差がありますが、1〜2カップ変わることが多いのではないでしょうか?
サイズが大きくなるということは、バスト表面の皮膚もそのサイズに合わせて伸びています。これが授乳を経て、バストが元のサイズに戻った時の削げやしぼみ感へと繋がっているのです。
授乳期バストの過ごし方
バストの変化が伴う時期とはいえ、授乳期は限られた貴重な時間。お子様とのかけがえのない時間を大切に過ごして欲しいと思います。
授乳期は乳腺の活性化に伴いバストも大きく張りとてもデリケートになり、また乳頭への吸啜によってバストトップもさらに敏感になっていることから、授乳期用のブラを身につけることが大切です。
しかし最近ではカップ付きインナーを授乳ブラ代わりにする女性も多くなっているようですが、機能や素材という面であまりオススメは出来ません。
デリケートな乳房やバストトップを守るためにも、素材や優しさを意識して選ぶことが大切です。
また、外出時にも授乳がスムーズ行えるように、デザインとしては、前開きやカシュクールタイプの形を選ぶと良いでしょう。
アンダーバストや肩紐の長さが調整出来るシルクカップ付きキャミソールや素材が優しいコットンシルクノンワイヤーブラなどは日中使いお勧めです。
また、睡眠時には肩紐の食い込みを防ぎつつも、バストを優しく守ってくれるシルクソフトブラ クロスオープンタイプが授乳もしやすくお勧めです。
↑左)◎シルク100%ジャージー
カップ付きキャミソール カシュクール ロング丈 日本製
↑右)◎コットンシルク ノンワイヤーブラジャー
↑◎シルク100% ノンワイヤーブラジャー
バストの変化を抑えるために出来ること
バストがデリケートな授乳期はバストケアには不向きな時期。しかし、卒乳を迎えたり、視野に入れ始めたら、バストに負荷がかからない程度に下着を見直しましょう。
授乳期を経た女性の多くが、『楽な下着に慣れてしまう』傾向がありますが、授乳で頑張ったバストは皮膚の伸びが起こり負荷に弱くなっています。
適度なサポートでバストを守ってあげることこそがバストケアの基本となります。ソフトサポートのものから段階を経て変えていきましょう。
また、皮膚のハリや弾力の回復のために、授乳期後はマッサージなどを習慣にされるとより効果的です。
授乳期後のバストの変化には多くの相談をいただきます。そしてそのほとんどの女性が、授乳期の楽な下着やカップ付きインナーのままでその後を過ごしているのです。
頑張ったバストにさらに負荷をかけることのないように、バストの変化の段階に合ったブラジャーを身につけて、バストを守っていきましょうね!